湿り空気の状態値計算用エクセルアドイン「Map_AE25」「Map_BE25」の中で用いる、飽和水蒸気圧の計算式や結果の正しさを記します。
ある温度の空気の飽和水蒸気圧は温度が高いほど大きくなり、各温度の飽和水蒸気圧は理科年表や学会の書籍で「蒸気表」に示されています。
これを数値計算するために、この飽和蒸気圧の近似式が各研究者により開発されています。
この近似式には、Wexler-Hyland 式、Goff Gratch式、Tetens式などがあります。順に計算式が簡単(式の長さが短く)になっています。「Map_AE25」「Map_BE25」の計算過程ではWexler-Hylandの近似式を用いています。
これら3つの近似式の計算結果と誤差は図1のようになります。図中のグラフ上では3つの違いが見られません。誤差を計算すると前二者とTetens式の60℃までは相対誤差が0.1%程度ととても小さいこと、が分かります。
建築の環境領域であるの0~40℃を見ると、Goff Gratch式の誤差が相対的に小さい結果です。
「Map_AE25」「Map_BE25」ではWexler-Hyland式を用いていますが、十分な確かさなことが分かると思います。

図1 飽和水蒸気圧の蒸気表と3つの近似式の比較
ある温度の飽和水蒸気圧は、「Map_AE25」の”=MapPwsT()”関数で、簡単便利に計算できます。
(温度範囲:-50~120℃)
KEY Word: 飽和水蒸気圧、近似式
2025.11.25 (UPDATE;202511.30)
